1年生のオリエンテーションの最後には、初めての貸し出しをします。短い言葉で絵が語ってくれる、やさしく読める絵本の場所に案内します。特におすすめなのは、「ねずみくんのチョッキ」(なかえ よしを||文 上野 紀子||絵 ポプラ社)です。おかあさんが編んでくれたねずみくんのチョッキを、やってきた動物たちが着てみたいと、次々に試着してチョッキが伸び伸びになってしまうお話です。大きな動物がやって来るたびに、チョッキが着られるのか、破けてしまわないのかと、ハラハラドキドキ。
読み聞かせでは、ゆっくり読んでも4分くらいです。私は、一番ラストの絵が好きで、大型絵本を使って30人以上のおはなし会でも、読んでいます。
「ねずみくんのチョッキ」は、シリーズ化されていて、担当する小学校では30冊ほど揃えています。子どもたちに、このシリーズの他の絵本を薦めると、お友だちと競争するように次々に借りてくれます。
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kakehashi
上の子どもたちの小学校で、図書館ボランティアを11年続けた後に、公立小学校の学校司書として働き始め6年目です。今年度から公立中学校にも週に1日勤務しています。子どもと本をつなぐ架け橋になりたいです。

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