台風の接近で今夜は見えませんが、秋は月が美しいですね。
ブラックパネルシアター「お月さまってどんなあじ?」を初めて見たのは、もう8年ほど前のことでしょうか。
ある小学校のおはなし会でセンパイ図書ボランティアのみなさんが上演してくださいました。暗幕を引いた会場にドビュッシーの「月の光」がライブ演奏でながれ、ブラックライトで輝くお月さまがあらわれて、やさしい語り口の「お月さまってどんなあじ?」が始まりました。
どうぶつたちは、お月さまをたべてみたいと高い山に登ります。カメの上にゾウが乗って、ゾウの上にキリンが乗って…。
ところで、パネルシアターとは、不織布にポスターカラーを塗った絵人形を自在に動かして、おはなしを大きなパネルの上で見せるお芝居です。ブラックパネルシアターは、暗くした部屋で、黒のパネル上部に設置したブラックライトで光をあてます。蛍光ポスターカラーで塗られた絵人形は暗闇で光って本当にきれいです。
あの時みたブラックパネルシアター「お月さまってどんなあじ?」は、ギュッと私の心をつかんで、ずっと温かい気持ちを残してくれました。いつかこの作品を上演したいという夢はかなえられていませんが、図書ボランティアさんといっしょに何本もパネルシアターを上演することができました。
8年前に一緒に「お月さまってどんなあじ?」を見た6年生の子どもたちも、今年は二十歳です。このおはなしをおぼえていますか。
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kakehashi
上の子どもたちの小学校で、図書館ボランティアを11年続けた後に、公立小学校の学校司書として働き始め6年目です。今年度から公立中学校にも週に1日勤務しています。子どもと本をつなぐ架け橋になりたいです。

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