高学年の読み聞かせに何度も読んだのが、「ゼラルダと人喰い鬼」。
怖い題名から、昔話かなと想像しますが、トミー・ウンゲラーの創作絵本です。表紙がとっても怖いですが、人を喰う場面なんか出てきません。大判で遠くからよく見えるので、教室での読み聞かせに向いています。
そのかわりにゼラルダのつくったお料理を鬼が食べて食べて、いっぱい食べます。個性的な名前の料理が登場しますよ。料理がずらっと見開きで出てくるページは、名前を読みながらゆっくり読みます。名前がおもしろくて、くすくすっと笑う子もいますよ。
最後は、ハッピーエンド。でも、でも、絵をよーく見てください!!!
まさかの展開に担任の先生も、笑っていました。
9分くらいで読めます。テーマが重くならず、楽しい読み聞かせにしたいときにおすすめです。
好きこそポイント
- 遠くからもはっきりわかる大判の絵
- ゼラルダが作るおいしそうなお料理
- もしかして、大どんでん返しのラスト
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kakehashi
上の子どもたちの小学校で、図書館ボランティアを11年続けた後に、公立小学校の学校司書として働き始め6年目です。今年度から公立中学校にも週に1日勤務しています。子どもと本をつなぐ架け橋になりたいです。

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