インド人画家によるやさしい絵が印象的な絵本に出会いました。「イードのおくりもの」です。
イスラーム教のラマダン月が明けるお祝いのお祭り「イード」を迎えるために、くつやのイスマトさんが、奥さんとお母さんと娘さんへのおくりものを買いました。
はいていたズボンがつぎはぎだらけだったので、自分にはズボンを買いました。長過ぎるので指4本分の丈つめが必要です。でも、お店は忙しくて引き受けられません。
イスマトさんは、奥さんにも、お母さんにも、娘さんにもおくりものを届けて、ズボンの丈をつめを頼みますが、イードのごちそうの準備が忙しくて断られてしまいます。
仕方なく、イスマトさんは、自分で丈をつめますが…。
私は、イスマトさんが家族に丈つめを断られてしまうことに驚きましたが、自分で針しごとをしたことにもっと驚きました。その後の出来事には、くすっと笑いました。心がぽっと温かくなる結末です。
イスラーム教徒の人々が「イード」をとても大切にしていることや、家族を思いやって暮らしている様子がよく伝わってきます。遠い国のおはなしですが、イマストさんや家族がとても近くに感じられます。
本文だけを読み聞かせると、8分くらいです。高学年には、「訳者のことば」も読んでください。
好きこそポイント
- 絵本で遠い国が近くに感じられます
- イスラーム教の「イード」をむかえる家族の絆が描かれた絵本です
